事例Ⅲ(生産・技術)遅れの真因を計画と統制から読む
事例Ⅲで納期遅延を問われたときは、遅れている製品や工程を探すだけでなく、なぜ遅れが繰り返されるのかを生産管理の仕組みとして捉えます。典型的には、受注変更や特急品が計画に反映されない、部門ごとの予定が連動しない、工程別の負荷能力を見ないまま計画する、進捗の遅れを早期に把握できない、といった要因が答案の核になります。
答案では、与件文の「納期回答が営業任せ」「作業者の経験で順序を決める」「仕掛品が滞留する」「外注先への手配が遅い」などの記述を、計画精度や統制不足に置き換えます。単に人員不足と書くと一般論になりやすいため、どの工程の能力、どの情報、どの判断が遅延を生んでいるかを明示します。
改善提案まで求められる場合は、生産計画の周期短縮、負荷山積み、進捗管理表、納期優先順位の共有、営業と製造の連携などを組み合わせます。重要なのは、計画、実行、進捗把握、差異対応の流れが弱いから納期遅延が起きる、という因果を読み手に伝えることです。
多品種少量の受注生産で納期遅延が続く企業について、原因分析の答案方針として最も適切なものはどれか。
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