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為替レートと購買力平価

経済学・経済政策円高円安と物価差から長期為替を考える

要点

為替レートは、異なる通貨の交換比率です。円建てで1ドル=何円と表示する場合、数値が上がると円安・ドル高、数値が下がると円高・ドル安を意味します。円安は外国から見た日本財の価格を下げ、輸出を増やす方向に働く一方、日本から見た輸入品価格を上げます。

購買力平価PPPは、同じ財・サービスの購買力が国をまたいで等しくなるように為替レートが決まるという長期の考え方です。絶対的購買力平価では、為替レートは自国物価水準と外国物価水準の比で示されます。相対的購買力平価では、インフレ率が相対的に高い国の通貨は、長期的に減価しやすいと考えます。

実質為替レートは、名目為替レートに内外物価水準を反映させた相対価格です。名目為替が動かなくても、国内物価が外国より上昇すれば実質的な価格競争力は変化します。試験では、円高・円安の言葉だけで判断せず、表示方法を確認し、物価上昇率の高い国の通貨が購買力平価上は弱くなる方向を押さえることが重要です。

試験で問われるポイント

確認問題

円建て表示で1ドル=100円から1ドル=120円になった。この変化の説明として最も適切なものはどれか。

正解: ア
1ドルを得るのに必要な円が100円から120円へ増えているため、円の価値はドルに対して低下し円安である。円安は輸入品を円で買う費用を押し上げやすいのでアが正しい。輸出品は海外から見て割安になりやすく、外貨建て価格が必ず上がるとはいえない。

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