経済学・経済政策取引の利益と政策による効率性の損失を面積で測る
消費者余剰は、消費者が支払ってもよいと考える額と実際の支払額との差を取引量について合計した利益です。需要曲線の下、取引価格の上の面積で表します。生産者余剰は、企業が受け取る価格と供給に必要な最低額との差で、取引価格の下、供給曲線の上の面積です。両者の合計が総余剰で、競争市場の均衡は外部性などがなければ総余剰を最大にします。
直線の需要・供給曲線なら余剰は三角形として、底辺×高さ÷2で計算できます。単位税tを課すと買い手価格と売り手受取価格の間に税額分のくさびが生まれ、取引量が減ります。死荷重は失われた取引の純便益で、単純な直線モデルではt×取引量の減少分÷2です。税収は税額×課税後取引量となります。
試験では、課税前後の価格と数量をグラフから読み、消費者余剰、生産者余剰、税収、死荷重を区別して面積を求めます。法的な納税者が買い手か売り手かにかかわらず、相対的に価格弾力性が小さい側ほど税負担が重くなる点も重要です。上限価格や下限価格が拘束的な場合の取引量減少と余剰変化も同じ考え方で判断します。
直線の需要曲線と供給曲線を持つ市場で、1個当たり300円の税を課したところ、均衡取引量が課税前より40個減少した。他の市場の失敗がないとき、課税による死荷重はいくらか。
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