経済学・経済政策生産量の成長と物価変動をGDPから切り分ける
名目GDPは、その年に国内で生産された最終財・サービスをその年の価格で評価した合計です。実質GDPは価格変動の影響を除き、基準となる価格で生産量を評価します。このため、生産量が変わらなくても物価が上がれば名目GDPは増えますが、実質GDPは増えません。実質GDPの変化率は、経済全体の生産量の成長を測る基本的な指標になります。
GDPデフレーターは、名目GDP÷実質GDP×100で求める物価指数です。基準年では原則として100となり、100を上回れば基準年よりGDPに含まれる財・サービスの価格水準が高いことを示します。また、名目GDP=実質GDP×GDPデフレーター÷100と変形でき、3つのうち2つが分かれば残りを計算できます。
試験では、数量と価格の表から名目・実質GDPを作る問題と、公式を変形する問題が中心です。GDPデフレーターは国内で新たに生産された最終財・サービスを広く対象にし、輸入品を直接は含みません。一方、消費者物価指数は家計が購入する代表的な財・サービスを対象とし、輸入消費財を含み得るため、両者の動きは一致しない場合があります。中間財の二重計上を避ける点も確認します。
ある年の名目GDPが525兆円、実質GDPが500兆円であった。この年のGDPデフレーターとして最も適切なものはどれか。
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