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クラウドサービス(IaaS・PaaS・SaaS)

経営情報システム利用者と事業者の管理範囲を区別できる

要点

クラウドは、ネットワーク経由で資源を必要に応じて利用する形態です。機器を保有するオンプレミスと比べ、需要に応じた増減、迅速な利用開始、利用量に応じた課金などを実現しやすい一方、通信障害、事業者への依存、データ管理や法令・契約上の条件を評価する必要があります。

IaaSは仮想サーバ、ストレージ、ネットワークなどの基盤を提供し、利用者がOSより上を管理するのが基本です。PaaSはOSや実行環境、ミドルウェアまでを事業者が提供し、利用者は主にアプリケーションとデータを管理します。SaaSは完成したアプリケーションをサービスとして利用するため、利用者の運用負担は小さい反面、個別の基盤やソフトウェアへの制御は限定されます。

試験では、必要な制御範囲と運用負担からサービスモデルを選びます。OSを自由に設定したいならIaaS、実行基盤の管理を省いて独自アプリを展開したいならPaaS、メールや顧客管理など完成機能をすぐ使いたいならSaaSが候補です。なお、IaaS・PaaS・SaaSは提供機能の分類であり、パブリック、プライベート、ハイブリッドは配置・利用形態の分類です。

試験で問われるポイント

確認問題

ある企業は物理サーバの購入・保守を避けたいが、独自要件のためOSの種類や設定、ミドルウェアを自社で選択・管理したい。この要件に最も適するクラウドサービスモデルはどれか。

正解: ウ
正解は3番目。IaaSはサーバ、ストレージ、ネットワークなどの基盤をサービスとして利用しつつ、利用者がOSやミドルウェアを選択・管理できます。PaaSでは通常、OSや実行環境を事業者が管理するため制御範囲が狭く、SaaSは完成済みアプリの利用が中心です。ASPという呼称だけでは管理範囲を特定できません。

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