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TCP/IPとネットワーク階層

経営情報システム通信機能と主要プロトコルの対応を整理

要点

TCP/IPは、ネットワーク通信の機能を階層に分け、各層のプロトコルを組み合わせる考え方です。アプリケーション層、トランスポート層、インターネット層、ネットワークインターフェース層で捉えます。上位層のデータには送信時に各層の制御情報が付加され、受信時に逆順で取り外されます。

アプリケーション層にはWebのHTTP・HTTPS、名前解決のDNS、メール転送のSMTPなどがあります。トランスポート層のTCPはコネクションを確立し、順序制御や再送制御によって信頼性の高い通信を実現します。UDPは到達や順序を保証しませんが、制御が簡素です。インターネット層のIPはIPアドレスを用いてパケットを宛先へ運び、ルータがネットワーク間を中継します。

試験では、プロトコルと階層・機能の組合せ、TCPとUDPの違い、IPアドレスとポート番号の役割が頻出です。IPアドレスは通信先の機器やインターフェースを識別し、ポート番号は機器内のアプリケーションを識別します。DNSはドメイン名をIPアドレスに対応付けます。OSI参照モデルと問われた場合は7階層であるため、TCP/IPモデルと混同しないことが大切です。

試験で問われるポイント

確認問題

ある端末でWeb会議とファイル転送を同時に利用している。受信したIPパケットを端末内の適切なアプリケーションへ振り分けるために、トランスポート層で主に用いられる情報はどれか。

正解: イ
正解は2番目。TCPやUDPのポート番号は、同一端末上で動く通信相手のアプリケーションや処理を識別します。MACアドレスは主に同一リンク上のインターフェース識別、ドメイン名は人が扱いやすい名前、サブネットマスクはIPアドレスのネットワーク部とホスト部の判定に使われ、アプリケーションの振り分けには使いません。

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