経営情報システムITの意思決定と統制活動の関係を整理
ITガバナンスは、ITの活用が組織の目標達成に結び付くよう、経営層が方針、意思決定の仕組み、責任と権限、評価・監督の枠組みを整えることです。システムを日々運用するITマネジメントより上位の視点で、価値の創出、リスク、資源、成果を組織全体として統制します。IT戦略を経営戦略と整合させることが中心となります。
内部統制は、業務の有効性・効率性、報告の信頼性、法令等の遵守、資産の保全といった目的の達成に向け、組織内の者が遂行するプロセスです。ITに関する統制には、組織のシステムに共通する基盤を支えるIT全般統制と、個々の業務処理に組み込まれたIT業務処理統制があります。前者にはアクセス管理、開発・変更管理、運用管理など、後者には入力チェック、自動計算、照合などがあります。
試験では、経営層による方向付け・監督なのか、現場の運営なのか、また全般統制か業務処理統制かを具体例から判断します。権限申請者と承認者を分ける職務分掌、必要最小限の権限付与、変更の承認と記録は典型例です。統制を強くするだけでなく、リスクと費用を考慮し、設計した統制が実際に継続運用されているかを評価する視点も重要です。
複数の会計関連システムに共通する基盤について、利用者IDの登録・削除、プログラム変更の承認、バックアップの実施状況を統制する活動は、主にどれに該当するか。
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