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IT戦略とDX

経営情報システム経営目的からIT活用を位置付ける

要点

IT戦略は、経営戦略を実現するために情報技術をどの領域へ、どの優先順位で活用するかを定める方針です。単なるシステム導入計画ではなく、事業目標、業務プロセス、データ、人材、投資、リスクを結び付けて考えます。費用削減だけでなく、売上拡大、顧客体験の向上、意思決定の高度化、新規事業創出なども目的になります。

DXは、デジタル技術とデータを活用して、製品・サービス、業務、組織、ビジネスモデルを変革し、競争上の優位や価値創出につなげる取り組みです。紙を電子化するデジタイゼーション、業務プロセスをデジタル前提で改善するデジタライゼーションより広く、経営変革を伴う点が特徴です。クラウド、AI、IoT、API、データ分析は手段であり、導入自体が目的ではありません。

試験では、経営課題とIT施策の整合を問われます。既存業務をそのまま電子化するだけでは効果が限定されるため、業務プロセスの見直し、データの標準化、部門横断の推進体制、経営層の関与が重要です。また、IT投資評価では定量効果だけでなく、リスク低減や将来の柔軟性など定性的効果も説明できるようにします。

試験で問われるポイント

確認問題

DXの取り組みとして最も適切なものはどれか。

正解: イ
正解は2番目。DXはデジタル技術やデータを手段として、顧客価値、業務、組織、ビジネスモデルの変革につなげる取り組みです。紙のPDF化だけならデジタイゼーションに近く、目的なきツール導入では経営変革になりません。リスク管理は必要ですが、外部連携やデータ活用を一律に禁止することはDXの趣旨に合いません。

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