診断士RoadMap 論点解説アプリを無料で使う

セグメント別損益と貢献利益・撤退判断

事例Ⅳ(財務・会計)撤退可否を貢献利益で判断する

要点

セグメント別損益では、部門、店舗、製品、顧客群ごとの採算を分析し、継続や撤退を判断します。事例Ⅳで重要なのは、会計上の営業利益が赤字かどうかだけで判断しないことです。撤退によってなくなる収益、なくなる費用、残る費用を分け、企業全体の利益がどう変わるかを見る必要があります。

基本は、売上高から変動費を引いた限界利益、さらに個別固定費を差し引いた貢献利益を確認します。共通固定費は、配賦されていても撤退後に残るなら意思決定上は避けられません。一方、専任人件費や賃借料など撤退すれば消える固定費は回避可能固定費として考慮します。貢献利益がプラスなら、共通固定費の回収に貢献している可能性があります。

答案では、撤退すべきかだけでなく、与件企業の戦略、顧客関係、設備転用、従業員配置、他セグメントへの波及も述べます。短期的には赤字部門でも、限界利益がプラスで固定費回収に寄与していれば、即時撤退は全社利益を悪化させることがあります。計算結果と非財務的制約を分けて、多面的に判断することが求められます。

試験で問われるポイント

確認問題

ある部門は配賦後利益が赤字だが、売上高から変動費と撤退により回避できる個別固定費を差し引くとプラスである。撤退判断として最も適切なものはどれか。

正解: イ
撤退しても共通固定費が残る場合、撤退部門が生んでいた正の貢献利益を失い、全社利益が悪化することがある。配賦後赤字だけで撤退を決めるのは不適切である。変動費は売上消滅とともに回避されるため差額計算に含める。売上規模だけで継続可否を決める考え方も誤りである。

続きはアプリで — この論点の過去問と解説、AI演習へ

事例Ⅳ(財務・会計)の過去問を年度別に解説付きで演習。触って学ぶ体感型解説、忘却曲線ベースの復習計画も無料で始められます。

診断士RoadMapを無料で始める
登録だけなら無料・プレミアムは月額¥500・いつでも解約可

関連する論点

同じ科目の論点