事例Ⅳ(財務・会計)将来数値を根拠から組む
予想財務諸表は、与件文に示された施策や経営環境を前提に、将来の損益、貸借対照表、キャッシュフローを見積もる論点です。単に前年数値を増減させるのではなく、販売数量、販売単価、変動費率、固定費、設備投資、資金調達などの条件を設問要求に合わせて組み立てます。
事例Ⅳでは、予想利益そのものよりも、その利益が資金として残るかが問われることがあります。売上増加は利益を押し上げても、売上債権や棚卸資産の増加により資金を拘束します。減価償却費は損益上の費用ですが現金支出ではないため、将来キャッシュフローでは調整が必要です。借入返済や利息の扱いも、営業CF、投資CF、財務CFの区分を意識して整理します。
答案では、見積りの前提と与件根拠を明示することが重要です。需要の伸び、原材料価格、設備能力、人員制約などに不確実性がある場合は、数値の結論だけでなくリスクや感応度にも触れると多面的になります。設問が求める財務表の範囲を外さず、因果を短く示すことが安定した解答につながります。
予想財務諸表を使って将来キャッシュフローを見積もる際の考え方として、最も適切なものはどれか。
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