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事例Ⅳ(財務・会計)の勉強法と頻出論点

事例Ⅳは、与件企業の財務状況を読み取り、計算結果と経営課題を結び付けて助言する2次筆記試験の事例です。計算精度だけでなく、設問要求に沿った根拠ある記述が得点を左右します。

出題傾向

事例Ⅳは、経営分析、CVP、投資意思決定、キャッシュフロー、セグメント別損益、財務的助言などを組み合わせて出題されます。設問は、まず財務指標を選ばせて優れている点・課題を説明させ、その後に収益改善、設備投資、事業継続、資金繰りなどの個別論点を計算させる構成が多く見られます。近年は単純な公式適用だけでなく、与件文の事業特性、制約条件、リスク要因を読み取り、計算結果の意味を経営判断へつなげる力が重視されます。答案では、数値の大小を述べるだけでなく、なぜその指標や施策が当該企業の課題に対応するのかを因果で示す必要があります。

勉強する順番

  1. 設問全体を見渡し、計算量が多い問題と記述中心の問題を分ける。
  2. 与件文から事業構造、収益源、費用構造、資金制約を短くメモする。
  3. 経営分析では候補指標を広く出し、与件根拠と対応する3指標程度に絞る。
  4. 計算問題は単位、税率、期間、発生時点、端数処理の指定を先に確認する。
  5. CVPやCFは売上、変動費、固定費、税金、運転資本の対応関係を表に置く。
  6. 投資判断では差額キャッシュフローだけを対象にし、埋没原価を除外する。
  7. 記述問題は結論、根拠、効果またはリスクの順で因果が見える文にする。
  8. 最後に計算結果の転記、符号、単位、答案欄の要求語句を確認する。

配点・試験時間・合格ライン

2次筆記試験は4事例で構成され、事例Ⅳは配点100点、試験時間80分です。筆記試験の合格には、4事例の総点が240点以上で、かつ各事例が40点以上であることが求められます。事例Ⅳでは計算過程の正確さに加え、与件に基づく財務的な解釈や助言を設問要求に沿って示す力が重要です。 令和8年度(2026年度)から第2次試験の口述試験は廃止され、筆記試験の合格発表が最終合格発表となります(中小企業庁 2026年2月5日告知)。

得点のコツ

頻出論点(12)

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