経済学・経済政策所得・資産・生涯設計から消費行動を読む
消費関数は、家計の消費支出が所得などの要因でどのように決まるかを表します。単純なケインズ型ではC=C0+cYと表し、C0は基礎消費、cは限界消費性向です。限界消費性向は追加所得のうち消費に回る割合、平均消費性向は所得に対する消費の割合です。
この単純モデルでは、基礎消費があるため所得が増えるほど平均消費性向は低下します。一方、限界消費性向は通常0より大きく1より小さいとされ、乗数効果の大きさを左右します。可処分所得を用いる場合は、租税や移転を反映した家計が実際に使える所得に注目します。
ライフサイクル仮説は、家計が現在所得だけでなく生涯所得を見通し、消費を平準化しようとする考え方です。若年期や老年期には借入や貯蓄取り崩し、壮年期には貯蓄が増えやすいと説明します。試験では、短期の現在所得に基づく消費関数と、資産・将来所得・年齢を含む長期的な消費行動の違いを整理して問われます。
消費関数がC=20+0.75Yで表される。所得Yが100から120へ増加したとき、消費の増加額として最も適切なものはどれか。
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