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株式の発行と種類株式

経営法務募集株式と種類株式の効果を比べる

要点

株式会社は、募集株式を発行して資金を調達できます。募集事項には、発行株式数、払込金額、払込期日、割当方法などが含まれ、公開会社か非公開会社か、株主割当てか第三者割当てかにより決定機関が変わります。特に非公開会社では既存株主の持株比率への影響が大きいため、株主総会特別決議が必要となる場面が重要です。

有利発行とは、引受人に特に有利な払込金額などで株式を発行することです。既存株主の経済的利益や支配比率を害するおそれがあるため、公開会社でも株主総会特別決議が問題になります。新株予約権も資金調達やインセンティブ設計で使われますが、将来株式を取得できる権利である点を株式そのものと区別します。

種類株式は、剰余金の配当、残余財産の分配、議決権、取得請求権、取得条項、拒否権などについて内容の異なる株式です。試験では、資金調達手続と種類株式の内容が組み合わされます。誰の利益が薄まるのか、どの機関の承認が必要かを順に確認します。

試験で問われるポイント

確認問題

株式の発行と種類株式に関する記述として、最も適切なものはどれか。

正解: ア
正解はア。種類株式では、配当、残余財産分配、議決権、取得条項などについて異なる内容を設計できます。イは非公開会社の株主保護を無視しています。ウの新株予約権は行使前から株主になるものではありません。エも誤りで、有利発行は既存株主への影響が大きく承認手続が問題になります。

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