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中小企業白書の読み方と統計指標

中小企業経営・中小企業政策図表の統計指標と増減の意味を正確に読み取れる

要点

中小企業白書は、中小企業基本法に基づき、政府が中小企業の動向と講じた施策を報告し、今後講じようとする施策を明らかにする年次報告です。試験では本文の暗記だけでなく、企業規模別・業種別の推移を示す図表や、その年の経済環境を踏まえた分析を読み取る力が問われます。

代表式は「労働生産性=付加価値額÷従業者数」、「景況DI=好転と答えた企業割合-悪化と答えた企業割合」です。増減率は基準時点に対する変化、構成比は全体に占める割合であり、実数の大小とは別物です。平均値は一部の大きな値の影響を受けやすいため、中央値や回答企業数、調査時点も確認します。

試験では、グラフの縦軸、単位、基準年、名目・実質、季節調整の有無を先に見ます。DIがプラスでも前期より低下することはあり、「水準」と「変化方向」を分けて判断するのが要点です。また、相関を因果関係と決めつけず、出典や注記、母集団の違いを確認してから選択肢を評価します。

試験で問われるポイント

確認問題

ある調査で、業況が「好転」と回答した企業が35%、「不変」が45%、「悪化」が20%であった。このときの景況DIと解釈の組合せとして最も適切なものはどれか。

正解: ア
アが正解です。景況DIは好転割合35%から悪化割合20%を引いた15です。イは好転と悪化を加えており、好転企業が過半数という解釈も誤りです。ウは減算の向きが逆です。エは不変回答を好転側に加えないため誤りです。DIの符号と前回調査からの変化は別の論点であり、不変は差し引きに使いません。

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