第1問 / 10 ・ 暗号化と認証(共通鍵・公開鍵)
A社がB社へ大容量ファイルを送り、通信内容の機密性と送信者A社であることの確認を両立したい。公開鍵暗号とデジタル署名の利用方法として最も適切なものはどれか。
正解: イ — 正解は2番目。機密性を確保する共通鍵は受信者B社の公開鍵で暗号化し、B社だけが持つ秘密鍵で復号できるようにします。送信者確認用の署名はA社の秘密鍵で作成し、A社の公開鍵で検証します。公開鍵で署名を作成したり、相手の秘密鍵を送信側が利用したりする他の選択肢は、鍵の保有関係に反します。
→ この論点の要点解説「暗号化と認証(共通鍵・公開鍵)」
第2問 / 10 ・ システム開発手法(ウォーターフォール・アジャイル)
新規の顧客向けサービスを開発する。開始時点では要求の優先順位が変わりやすく、利用者代表が2週間ごとに動作する機能を確認して改善案を出せる。この案件の進め方として最も適切なものはどれか。
正解: イ — 正解は2番目。要求が変化しやすく、利用者から継続的にフィードバックを得られるため、短い反復で価値を確認するアジャイル開発が適します。アジャイルでも設計やテストは必要です。全要件の早期固定や利用者確認の先送りは条件に合わず、プロトタイプを作ることも、その後の変更を禁止する理由にはなりません。
→ この論点の要点解説「システム開発手法(ウォーターフォール・アジャイル)」
第3問 / 10 ・ クラウドサービス(IaaS・PaaS・SaaS)
ある企業は物理サーバの購入・保守を避けたいが、独自要件のためOSの種類や設定、ミドルウェアを自社で選択・管理したい。この要件に最も適するクラウドサービスモデルはどれか。
正解: ウ — 正解は3番目。IaaSはサーバ、ストレージ、ネットワークなどの基盤をサービスとして利用しつつ、利用者がOSやミドルウェアを選択・管理できます。PaaSでは通常、OSや実行環境を事業者が管理するため制御範囲が狭く、SaaSは完成済みアプリの利用が中心です。ASPという呼称だけでは管理範囲を特定できません。
→ この論点の要点解説「クラウドサービス(IaaS・PaaS・SaaS)」
第4問 / 10 ・ ERP・SCM・CRM
メーカーが、販売店の需要情報、部品供給業者の納入予定、自社工場の生産計画、物流拠点の在庫を共有し、供給連鎖全体の在庫削減と納期短縮を目指している。中心となる考え方はどれか。
正解: イ — 正解は2番目。取引先を含む調達・生産・物流・販売の流れを情報共有によって全体最適化するのはSCMです。CRMは顧客との関係管理、SFAは営業活動の支援が中心です。CADは製品や図面の設計を支援する仕組みであり、供給連鎖全体の在庫や納期を最適化する概念ではありません。
→ この論点の要点解説「ERP・SCM・CRM」
第5問 / 10 ・ ITガバナンスと内部統制
複数の会計関連システムに共通する基盤について、利用者IDの登録・削除、プログラム変更の承認、バックアップの実施状況を統制する活動は、主にどれに該当するか。
正解: ウ — 正解は3番目。アクセス管理、システムの開発・変更管理、運用・バックアップ管理など、複数の業務処理を支えるIT基盤に共通する統制はIT全般統制です。IT業務処理統制は入力値の妥当性確認や自動計算など個別処理に組み込まれる統制です。CRMとデータマイニングは統制区分ではありません。
→ この論点の要点解説「ITガバナンスと内部統制」
第6問 / 10 ・ データ分析とBI
BI画面で全国の年間売上高を確認した後、「関東」「東京都」「各店舗」の順に、地域階層をたどってより詳細な集計へ掘り下げた。このOLAP操作はどれか。
正解: エ — 正解は4番目。集計された上位レベルから、階層をたどって詳細レベルへ掘り下げる操作はドリルダウンです。ロールアップは逆に明細から上位へ集約します。スライスは特定の次元の値を切り出す操作、ダイスは複数の次元や条件を組み合わせて分析対象を切り出す操作であり、階層を詳細化する説明とは異なります。
→ この論点の要点解説「データ分析とBI」
第7問 / 10 ・ AI・機械学習の基礎用語
製造ラインの画像検査で不良品を陽性とする分類モデルを評価する。不良品を良品と判定して出荷する見逃しを特に減らしたい場合、まず重視すべき評価指標はどれか。
正解: ア — 正解は1番目。再現率は、実際の陽性である不良品のうち、モデルが陽性として検出できた割合です。再現率を高めることは偽陰性、つまり不良品の見逃しを減らす目的に対応します。適合率は陽性と予測した中の正しさを示します。決定係数と平均絶対誤差は主に数値を予測する回帰モデルの評価に使われます。
→ この論点の要点解説「AI・機械学習の基礎用語」
第8問 / 10 ・ コンピュータの構成(CPU・メモリ・記憶装置)
CPUと主記憶装置の速度差を緩和するため、CPUが頻繁に利用する命令やデータを一時的に保持する装置として最も適切なものはどれか。
正解: ア — 正解は1番目。キャッシュメモリはCPUの近くに置かれる高速な記憶装置で、主記憶との速度差を埋める役割を持ちます。磁気テープは主に大容量のバックアップなどに使われる補助記憶です。入力装置はデータ入力、外部バスは装置間の信号伝送路であり、頻繁に使うデータを保持する記憶装置ではありません。
→ この論点の要点解説「コンピュータの構成(CPU・メモリ・記憶装置)」
第9問 / 10 ・ OSとファイルシステム
OSの機能に関する記述として最も適切なものはどれか。
正解: ア — 正解は1番目。プロセス管理は実行中プログラムの生成、状態遷移、CPU割当てなどを扱います。ファイルシステムは画面設計ではなく記憶装置上のファイル管理を担います。仮想記憶は補助記憶を利用して広いアドレス空間を提供する仕組みで、アクセス権は読み取りや書き込みなどの権限を制御します。
→ この論点の要点解説「OSとファイルシステム」
第10問 / 10 ・ プログラミング言語とアルゴリズム
昇順に整列済みの配列から目的の値を探す。中央の値と比較し、探索範囲を前半または後半に絞る処理を繰り返す探索法として最も適切なものはどれか。
正解: ア — 正解は1番目。二分探索は整列済みデータを前提に中央の値と比較し、探索範囲を半分ずつ狭めます。線形探索は先頭から順に調べる方法です。ハッシュ化はデータから固定長の値などを求める処理で、バブルソートは隣接要素を比較交換して整列するアルゴリズムです。
→ この論点の要点解説「プログラミング言語とアルゴリズム」
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