事例Ⅳ(財務・会計)赤字転落までの余裕を測る
損益分岐点比率と経営安全率は、CVP分析の結果を経営の安定度として読む指標です。損益分岐点売上高は利益がゼロになる売上高であり、実際売上高に対してどの程度の水準にあるかを見ることで、赤字転落までの余裕を把握できます。
損益分岐点比率は、損益分岐点売上高を実際売上高で割って求めます。低いほど、現在売上が損益分岐点を上回る余裕が大きい状態です。経営安全率は、実際売上高から損益分岐点売上高を差し引いた余裕を実際売上高で割る発想で、売上がどの程度減少しても赤字になりにくいかを示します。両者は同じ安全余裕を別方向から見た指標です。
答案では、指標の大小を述べるだけでなく、原因と改善策を結び付けます。固定費が重い、限界利益率が低い、販売数量が不安定といった与件があれば、損益分岐点比率が高くなりやすい理由になります。改善策は、固定費削減、販売単価の見直し、変動費率低下、稼働率向上などを、顧客関係や品質への影響も含めて多面的に示します。
損益分岐点比率と経営安全率の説明として、最も適切なものはどれか。
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