財務・会計組み合わせでリスクを下げる仕組みを理解する
ポートフォリオ理論は、複数の資産を組み合わせることで、期待収益率とリスクの関係を分析する考え方です。期待収益率は各資産の期待収益率を投資比率で加重平均して求めます。一方、リスクは単純な加重平均ではなく、各資産の分散、標準偏差、相関関係の影響を受けます。
分散投資効果は、値動きが完全には連動しない資産を組み合わせることで生じます。相関係数が+1なら完全な正の相関なので、相関低下による分散投資効果は生じません。+1未満であれば組み合わせによりポートフォリオ全体のリスクを下げられます。相関係数が低いほど効果は大きく、負の相関ではリスク低減がさらに強まります。ただし市場全体の変動に由来するシステマティック・リスクは、分散投資だけでは消せません。
診断士試験では、2資産ポートフォリオの期待収益率計算、相関係数とリスク低減効果の関係、効率的フロンティア、CAPMとの接続が問われます。個別企業固有のリスクは分散可能リスク、市場全体に関わるリスクは分散不能リスクとして区別します。投資比率の合計を1にそろえ、期待収益率とリスクの計算ルールを混同しないことが重要です。
2つの証券AとBに50%ずつ投資する。Aの期待収益率は4%、Bの期待収益率は10%である。このポートフォリオの期待収益率として最も適切なものはどれか。
財務・会計の過去問を年度別に解説付きで演習。触って学ぶ体感型解説、忘却曲線ベースの復習計画も無料で始められます。
診断士RoadMapを無料で始める