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設備保全とMTBF・MTTR

運営管理故障指標と保全方式を使い分ける

要点

設備保全は、設備の故障や性能低下を防ぎ、生産活動に必要な能力、品質、安全性を維持する活動です。故障してから修理する事後保全、一定期間や使用量に基づき点検・交換する予防保全、状態監視データから劣化を予測して対応する予知保全などがあります。重要設備ほど停止損失が大きいため、保全方式の選択が生産性に直結します。

信頼性指標として、MTBFはMean Time Between Failuresで平均故障間隔、MTTRはMean Time To Repairで平均修理時間を表します。MTBFが長いほど故障しにくく、MTTRが短いほど復旧が早いといえます。稼働可能性を表すアベイラビリティは、代表的にはMTBF÷(MTBF+MTTR)で計算します。

試験では、保全方式の特徴、TPM、自主保全、設備総合効率、MTBF・MTTRの計算と改善方向が問われます。保全費を減らすために点検をすべてやめるのではなく、故障損失や品質不良、納期遅延を含めて総合的に判断します。MTBFを伸ばす改善とMTTRを短くする改善を区別できるようにしましょう。

試験で問われるポイント

確認問題

ある設備のMTBFが180時間、MTTRが20時間である。アベイラビリティに最も近いものはどれか。

正解: ア
アベイラビリティはMTBF÷(MTBF+MTTR)で計算します。180÷(180+20)=180÷200=0.9なので90%となり、アが正解です。イは分母や比率を誤った値です。ウはMTTR÷MTBFに近い考え方で、エは修理時間を無視しています。故障しにくさを示すMTBFと復旧の早さを示すMTTRを分けて読むことが重要です。

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