第1問 / 10 ・ QC7つ道具
ある工程で発生する不良を種類別に集計し、件数の多い原因候補から改善の優先順位を決めたい。この目的に最も適したQC7つ道具はどれか。
正解: イ — 項目別件数を大きい順に並べ、累積比率も見ながら重点対象を選ぶパレート図のイが適切です。アの散布図は2変数の関係、ウの管理図は時系列での工程の安定性、エのヒストグラムは連続的な測定値の分布を把握する道具です。目的が「種類別の多寡と優先順位」であることが選択の決め手です。
→ この論点の要点解説「QC7つ道具」
第2問 / 10 ・ IE(方法研究・作業測定)
多数の作業者について、稼働・手待ち・準備などの時間構成比率を、ランダムな時点での瞬間観測から推定したい。最も適した手法はどれか。
正解: イ — ランダムな時点で瞬間観測を繰り返し、各状態の出現割合から時間構成比率を推定するワークサンプリングのイが正解です。アは作業を連続撮影などで詳細に分析する方法で、設問の抽出観測とは異なります。ウは原因候補の整理、エは材料や製品の工程系列を分析する方法であり、稼働率の統計的推定が主目的ではありません。
→ この論点の要点解説「IE(方法研究・作業測定)」
第3問 / 10 ・ 在庫管理(定量発注・定期発注方式)
1日当たり需要量が40個で一定、調達リードタイムが5日、安全在庫が60個である。定量発注方式の発注点として最も適切なものはどれか。
正解: ウ — 発注点は調達期間中の需要量+安全在庫なので、40個/日×5日+60個=260個となり、ウが正解です。アは需要量と安全在庫の扱いを誤った値、イは調達期間中の需要だけで安全在庫を含みません。エは発注点の式から得られません。発注点は補充量ではなく、発注をかける在庫水準である点にも注意します。
→ この論点の要点解説「在庫管理(定量発注・定期発注方式)」
第4問 / 10 ・ 店舗レイアウトと動線計画
スーパーマーケットが店舗レイアウトを見直す際の考え方として、最も適切なものはどれか。
正解: ウ — 来店目的になりやすい売場を磁石として要所に配置し、店内回遊を促すウが適切です。アは動線が過度に長いと負担や分かりにくさを生むため「必ず」が誤りです。イは補充効率や顧客との交錯を考える必要があります。エも主通路による誘導や売場の階層的な構成を無視しており、一般的な動線計画として不適切です。
→ この論点の要点解説「店舗レイアウトと動線計画」
第5問 / 10 ・ インストアマーチャンダイジング
パスタ売場の近くにパスタソースを配置し、同時購入を促す陳列方法として最も適切なものはどれか。
正解: ア — 用途や使用場面が関連する商品を近くに置き、併買を促す関連陳列のアが正解です。イの島陳列は通路などに独立した陳列場所を設ける方法、ウの前進立体陳列は商品を棚の前面にそろえて量感や見やすさを保つ方法、エのジャンブル陳列は商品を投げ込み式などで無造作感を出す方法です。設問は商品の組み合わせが判断軸です。
→ この論点の要点解説「インストアマーチャンダイジング」
第6問 / 10 ・ ABC分析と品揃え
売上高を基準に商品をABC分析した後の品ぞろえ施策として、最も適切なものはどれか。
正解: エ — ABC分析は売上高など単一指標による重点分類なので、C商品でも補完性や集客上の役割を確認するエが適切です。アはA商品を重点管理すべきという原則と逆です。イは品ぞろえ上の役割を無視した短絡的な廃止です。ウも境界に唯一の固定比率はなく、分析目的や業態に合わせて設定するため誤りです。
→ この論点の要点解説「ABC分析と品揃え」
第7問 / 10 ・ TOC(制約理論)とボトルネック
工程Pの能力が1時間80個、工程Qが50個、工程Rが70個で、製品はP、Q、Rの順に全工程を通る。追加費用が同じ改善案のうち、TOCの観点から最優先すべきものはどれか。
正解: イ — 全製品が3工程を通るため、能力が最小の工程Qがボトルネックであり、その能力を高めるイを最優先します。アとウは非制約工程の能力増強なので、Qが50個のままでは全体産出量を増やしません。エはQの処理能力を超える仕掛品を増やすだけです。TOCでは各工程の局所効率ではなく、制約を通過する全体の流量を基準に改善します。
→ この論点の要点解説「TOC(制約理論)とボトルネック」
第8問 / 10 ・ 生産計画と生産統制
生産統制に関する記述として、最も適切なものはどれか。
正解: ア — 進度管理は、計画された納期や工程日程に対して作業がどの程度進んでいるかを把握し、遅れへの対策につなげるため、アが正解です。イの現品管理は物の所在や数量の管理、ウの余力管理は負荷と能力の調整、エの小日程計画は短期の作業順序や着手時期の具体化であり、いずれも設問の内容と異なります。
→ この論点の要点解説「生産計画と生産統制」
第9問 / 10 ・ MRPと部品表(BOM)
製品Xを100個生産する。X1個に部品Aが2個必要で、部品Aの手持在庫が30個ある。発注残と安全在庫を考慮しないとき、部品Aの正味所要量はどれか。
正解: ア — 製品X100個に対する部品Aの総所要量は100個×2個=200個です。手持在庫30個を差し引くため、正味所要量は170個となり、アが正解です。イは在庫を控除していない値、ウは在庫を加算した誤り、エは製品数量から在庫だけを差し引いた値です。BOMの使用数量を先に掛ける順序が大切です。
→ この論点の要点解説「MRPと部品表(BOM)」
第10問 / 10 ・ JITとかんばん方式
JITとかんばん方式に関する記述として、最も適切なものはどれか。
正解: ア — JITでは後工程引取を基本とし、後工程が必要な量を引き取り、前工程がその分を補充するためアが正解です。イは平準化や小ロット化の考え方と逆です。ウのかんばんは引取や生産指示を伝える運用手段です。エは工程品質や設備信頼性を無視しており、在庫削減だけではライン停止リスクが高まります。
→ この論点の要点解説「JITとかんばん方式」
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